睡眠外来
睡眠外来

「いびきが大きいと言われる」「眠っている間に呼吸が止まっていると言われた」「しっかり寝たはずなのに日中眠い」。
こうした症状の背景には、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠の問題が隠れていることがあります。
睡眠は、単に身体を休ませる時間ではありません。睡眠の質が低下すると、日中の眠気や集中力の低下だけでなく、血圧や心臓・血管、体重や代謝など、全身の健康にも影響します。
広尾リヴィアクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療、CPAP治療と継続管理を中心に、不眠などさまざまな睡眠のお悩みに対応します。
そして私たちは、睡眠だけを切り離して診るのではなく、心臓・血管、体重、生活習慣、栄養状態など、睡眠と関わる身体全体の状態を捉えることを大切にしています。
一つの症状や病名だけではなく、その背景まで見つめながら、一人ひとりに合った方法を考える。
それが、当院が大切にする「リヴィアメソッド」です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に上気道が狭くなるなどの理由で、呼吸が繰り返し止まったり浅くなったりする病気です。
大きないびきや睡眠中の無呼吸、日中の眠気などが代表的な症状ですが、自覚症状がほとんどない方もいます。
肥満だけでなく、顎や気道の形態などが関係することもあり、「太っていないから大丈夫」とは限りません。
不眠症
なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める、朝早く目が覚める、十分眠った感じがしないといった状態が続き、日中の生活にも影響している場合には不眠症の可能性があります。
生活リズム、ストレス、身体疾患、服用している薬など、さまざまな背景を確認しながら対応します。
その他の睡眠障害
体内時計と生活時間にずれが生じる概日リズム睡眠・覚醒障害や、夜間に脚のむずむずした不快感が生じるレストレスレッグス症候群などもご相談いただけます。より専門的な検査や診療が必要な場合には、適切な医療機関と連携します。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中に低酸素状態や覚醒反応が繰り返され、睡眠の質が低下するだけでなく、交感神経が活性化して血圧や心臓・血管に負担がかかります。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、不整脈、心房細動、心不全などの心血管疾患と深く関係し、肥満、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を合併している方も少なくありません。
そのため当院では、睡眠検査の結果だけで診療を終えるのではなく、必要に応じて血圧、心電図、体重・体組成、心臓や血管の状態まで確認します。
睡眠を入口に、身体全体を診る。
睡眠医療と循環器診療の双方を大切にする当院だからこそ、重視している診療の考え方です。
睡眠の問題は、ご本人が気づきにくいこともあります。ご家族やパートナーからいびきや無呼吸を指摘されたことをきっかけに受診される方も少なくありません。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、ご自宅で行える簡易睡眠検査をご案内します。検査機器はご自宅へ配送し、使用後はそのまま返送していただけるため、受け取りや返却のために来院いただく必要はありません。
普段に近い睡眠環境で、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度などを測定し、睡眠時無呼吸症候群の可能性や重症度を評価します。
より詳細な終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)が必要と判断した場合には、連携医療機関での精密検査をご案内します。
動悸や不整脈を伴う場合には、24時間ホルター心電図や、最長7日間装着する小型ホルター心電図を用いて長時間の心電図を記録します。
当院が採用している7日間ホルターでは、心電図に加えて睡眠時間、活動量、自律神経、睡眠時無呼吸症候群に関連する指標なども参考値として確認できる場合があります。診断を確定するものではなく、診察や他の検査と合わせて評価します。
一晩だけの検査では分かりにくい日々の変化や、眠っている時間帯に不整脈が起きていないかなどを確認するための、補助的な評価として活用します。
7日間ホルターは、ご自宅への配送にも対応します。
必要に応じて、心電図、心エコー、血圧脈波検査(ABIなど)、血圧測定、パルスオキシメータ、血液検査、医療機器として認証された体成分分析装置などを組み合わせます。
すべての方にすべての検査を行うのではなく、症状や既往歴、診察結果に応じて必要な検査を選択します。
一定の基準を満たす閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対しては、CPAP(持続陽圧呼吸療法)を行います。
CPAPは、睡眠中に専用のマスクを装着し、空気を送り込むことで上気道が塞がることを防ぐ治療です。
CPAP治療を長く続けるには、機器を処方するだけでは十分ではありません。当院では使用データを確認しながら、使用時間や無呼吸の改善状況、マスクのフィッティング、鼻づまりや口の乾燥などを確認し、無理なく治療を継続できるようサポートします。
CPAP機器はご自宅への配送にも対応します。
また、転居や転勤などで他院のCPAPを当院へ引き継ぎたい方もご相談ください。これまでの検査結果や治療内容、使用機器を確認し、治療が途切れないよう対応します。
マウスピース(口腔内装置)をご希望の方や、CPAPの継続が難しい方には、連携する歯科医院をご紹介します。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療では、適応がある方にCPAPなどの標準的な治療を適切に行うことが基本です。
一方で、睡眠の状態には肥満、生活習慣、身体活動、栄養状態など、さまざまな要素が関わっています。
特に肥満症を合併する場合は、CPAPで睡眠中の呼吸を改善するとともに、体重管理も重要です。当院では体組成を確認しながら、必要に応じて生活習慣病や肥満の評価・治療につなげます。
また、広尾リヴィアクリニックでは、保険診療の睡眠外来とは別に、自由診療として肥満症治療、栄養状態解析・ドクターズサプリメント、和温療法なども行っています。
これらは睡眠時無呼吸症候群や不眠症に対する標準治療の代わりとなるものではありません。目的・適応・費用や、起こりうる主なリスク・副作用は各ページでご確認いただけます。保険診療とは区分して実施します。
不眠症などでは、生活リズム、実際の睡眠時間、就寝前の過ごし方、カフェインやアルコール、服用薬などを確認します。
まずは睡眠衛生や生活リズムを整える方法をご提案し、症状に応じて薬物療法を行うこともあります。睡眠薬については、必要性、薬剤ごとの特徴、副作用をご説明したうえで方針を決定します。
専門的な睡眠検査や、当院だけでは十分な評価が難しい睡眠障害が疑われる場合には、連携する専門医療機関をご紹介します。
睡眠は、日々の小さな習慣に左右されます。検査や治療と並行して、次のような点を意識してみてください。
ご予約のうえ、まず睡眠のお悩み、生活リズム、既往歴、服用薬などを詳しく伺います。診察の結果、必要に応じて簡易睡眠検査、血液検査、心電図、ホルター心電図、体組成評価などを行います。
検査結果をご説明したうえで、生活習慣の見直し、CPAP治療、薬物療法などから適切な治療をご相談します。治療開始後も、症状や検査結果、CPAPの使用状況を確認しながらフォローします。
はい。大きないびきは睡眠時無呼吸症候群のサインであることがあります。ご本人に自覚症状がなくても、ご家族から無呼吸を指摘されている場合は一度ご相談ください。
簡易睡眠検査はご自宅で行えます。結果によっては、より詳しい精密検査をご案内します。
ご相談いただけます。現在の治療内容や機器、これまでの検査結果を確認したうえで対応します。紹介状や過去の睡眠検査結果があればご持参ください。
いいえ。睡眠不足、不眠症、生活リズムの乱れ、薬剤、その他の睡眠障害や身体疾患など、さまざまな原因があります。診察のうえ必要な検査をご提案します。
睡眠の問題は、日々の体調や仕事のパフォーマンスだけでなく、その先の健康にもつながっています。
「病気なのか分からない」「検査を受けた方がよいか迷っている」という段階でも構いません。
睡眠の状態だけでなく、その背景にある身体の状態にも目を向けながら、一人ひとりに合った診療を一緒に考えていきます。
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